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>>ゴツゴツした肌がいいの!<<
表面がゴツゴツしたミカン


温室ミカンの産地である横須賀まで足を運んでみました。

ここは横須賀。
米軍基地があることで知られる横須賀ですが、
ちょっと車で走るとけっこうのどかな風景が
広がっているんですねぇ。

そんなのどかな風景に出現した温室。
紅光社長の杉山が「温室ミカン日本一!」と
尊敬している名人のハウスです。

温室の外観
中を覗き見中を覗き見る。

きれいに整列してる・・・
白い糸で吊るされてる・・・

余談ですが、ミカン産地、静岡市郊外では
秋になると山の斜面がみかんでオレンジに染まります。
地元の子供達は学校帰りに畑のミカンをもいで食べてます。
きっとやってる。やってるに違いない。
そんなワイルドなミカンを見慣れている静岡市民にとては
この光景は少々カルチャーショックかも。

枝をしっかりと糸で固定されて、
きちんと並べられて育てられているミカン達。

これがあの見慣れたミカンと同じものなのか???

糸につるされたミカン
コンテナに植えられて水を切るためにコンテナ栽培されています。

これは紅光のトマトファンの方ならもうお馴染み。
「水分ストレスを与えて甘くなる」。
コンテナに植えることによって根に水分ストレスを与えます。
水分を必要最低限に控えると実がしまって
甘くなるそうです。

乾燥した土
この乾燥した土を見てください。
ここまでいじめられて甘くなるんですよ。
手出演-紅光社長 杉山公敏

ミカンの枝が糸でつられているのは、
青い実にたっぷりと太陽の光を当てるためなんだそうです。
葉の陰にならないように糸で吊って調節します。
太陽をいっぱい浴びればそれだけ色の濃い果実になります。
あと、果実のなっている枝の角度(上向きか下向きか)を調節
することによって、甘さが均等ので大きさもそろった実に
なるそうです。
糸
アップ
表面がゴツゴツしていて、
皮が薄くて剥きにくいミカン。
これ最高においしいミカンの証拠。
実際、このようなミカンを「きくみかん」と呼び、
(これは菊の花のように見えるからそう呼ぶそうです)
通の人には糖の高い証拠として認識されているそうです。
うん、私の認識は正しかったようです。
そんな「きくみかん」がいーーーっぱいの温室内。

皮までまるかじり。
(横須賀の温室ミカンは徹底管理された低農薬、
安全な食品添加物のワックスを使用しています。
だから丸かじりOK。でも丸かじりは洗ってからにしてくださいね。)
・・・。
これはねぇ、ミカンじゃない、なんだろう?
お菓子???

正直、ちょっと堅苦しい感じを受けました。のびのび育っている(というか育ち放題)のミカンの木を見ているからでしょうか。また、静岡の人間の特徴なのでしょうか、甘いだけのミカンは物足りないという印象があるのです。
こんなこと言って、この温室ミカンを売っているのはどうか?って怒られそうですね。
この横須賀の温室ミカンを手にしていると、一つ一つがまるで「作品」のように感じられます。料理人は野菜や果物といった素材を調理して一つの作品(料理)を仕上げますが、このミカンは栽培することが調理であって、出来上がったミカンは素材ではなくすでに一つの作品になっているような気がしてきました。ここまで徹底して栽培出来るというのはすごいなぁ、と心から思います。やはりこのミカンは私の知っているミカンとは別のものです。
ミカンとしてではなく、なんだろうなぁ、「ミカンα」として、一個食べたらもう一個食べたいという衝動にかられるものなのです。


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