秋になると庭先に柿が実る、なんてご家庭も多いかと思います。ほんと、日本の秋ここにあり、って感じですねー。 さて、 その庭の柿、甘い柿ですか? 紅光で柿を売るようになってから、秋に旅行をすると民家の庭先の柿の形が気になるようになってしまいました。 柿には、色んな種類があります。完全甘柿(渋みが全くない)・不完全甘柿(同一樹上でも甘いものと渋いものがある)・渋柿(渋くてそのままでは食べられない)があり、完全甘柿が栽培できるのは、東北南部から南に限られているということです。気候の温暖な地でないとあまーい柿はできないようです。 柿といえばこの次郎柿が普通だと思っていたけど、実は違いました。次郎柿は静岡が原産です。静岡土産としてもお奨めの果物です。 静岡はミカンだけじゃないのですよ! 紅光では、しっかりと色づいたねっとりと甘い柿をお届けします。 |
今回、紅光で特別販売する柿は、静岡原産の「次郎柿」です。もちろん完全甘柿。遠州森町の松本治郎さん(1813-1887年)が、川の洪水で流れて来た一本の柿の幼木を持ち帰り、裏庭に植えたのが始まりだそうです。この柿は四角い、めずらしい形の甘い柿でしたが明治3年の火災で焼失しました。しかし、その後再び生えた柿は、以前より甘い実となって、現在の「次郎柿」となったそうです。この次郎柿の生産量の1万501tのうち、愛知県と静岡県が生産量80%を占めています。静岡はお茶とミカンだけではなかったのですね。 次郎柿は、静岡では西部での生産が多く、浜北の柿はその品質が全国的にも有名です。コリコリとした食感、酸の全くない甘味。形は岐阜県や福岡県、奈良県で多く生産されている富有柿に比べると劣りますが、ちょっと熟した時のトロリとした食感は特有のものです。 |
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